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Ad07 Review: 超緻密かつ壮大な架空世界 神話的スペース·オペラ - 『DUNE/デューン 砂の惑星』(Dune: Part One)('21) 出演∶ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、デイヴ・バウティスタ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ゼンデイア、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター、シャーロット・ランプリング、デイヴィッド・ダストマルチャン、バブス・オルサンモクン、ベンジャミン・クレメンティーン、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 原作小説がアメリカで発表され、SFファンのみならず多くの若い読者の間でカルト小説となったのは、'60年代半ば。日本で翻訳本が出たのは、たしか'70年代前半頃。私は当時、SF&ミステリー·ファンの高校生でした。本国では、ブ厚〜い全1巻本だったようだが、日本ではハヤカワSF文庫から全4巻に分冊されて出版された。石森章太郎氏のカラー口絵イラストと挿し絵入りで、一見ジュニア向きSF小説か、(今で言う)ライトノベル風の体裁でしたが、中身は"ライト"どころか"超ヘビー級"のSF大河小説でした。 舞台となるのは、遥かな未来。一面砂漠で覆われ、すべての生物にとって過酷な自然環境を持つ惑星アラキス。だが、その砂漠に埋蔵される"メランジ"という、アラキスにのみ存在する"香料"は、用いる人によっては、人知を超えた未知の能力を引き出したり、恒星間ワープ航法を可能にするなど、計り知れない富と力にも繋がる"貴重資源"であった。 惑星アラキスの支配権と香料の採掘権は、広大な銀河帝国における権力の象徴だ。この小説の凄いところは、巻末に掲載する惑星の地図や"用語辞典"を見れば一目瞭然。作者フランク·ハーバートは、この架空惑星や背景となる帝国の世界観·歴史·科学(生態学)·言語·宗教·文化·風俗·慣習·神話などを細部に至るまで、あたかも実在の世界のように創造·構築したのだ。 雄大かつ緻密な架空世界を背景にしているが、基本的なストーリーは、意外と通俗的&神話的な貴種流離譚だ。宇宙に広がる大帝国。君臨する皇帝がいて、強大な軍事力·財力で各々の領国(惑星)を統べる貴族家が勢力拡大を競い合う。信仰と不思議な超常能力で帝国を陰で操る宗教結社。恒星間の交通(航宙)と通商·運輸のすべてを支配する宇宙ギルド。そして権力のカギとなる惑星アラキスには、帝国や貴族家のエリート軍団をも震撼とさせる砂漠に生きるゲリラ民族がいた……。 中世ヨーロッパ的な大時代な物語背景だが、権謀術数と裏切りと暗殺劇の果てに、砂漠に難を逃れた主人公と、彼こそは民族待望の予言者と奉る砂漠の民のレジスタンス&革命戦争絵巻だ。正統の貴族と宗教結社の"魔女"の血を引く主人公は、果たして伝説の"砂漠の救世主"となるのか……!? 生態学や宗教学的な色合いがかなり強いが、ストーリーの骨子は紛れもなく"スペース·オペラ"だ。 [物語] 遠い未来。宇宙に広がる人類の帝国の中にあり、一面の砂漠に埋蔵された香料メランジ(別名:スパイス)を産出する惑星アラキス。人間の未知の能力を引き出し、恒星間ワープ航法をも可能にする謎の"スパイス"の採掘権は、無限の富を意味する。皇帝は、古くからアラキスの領有権を持つハルコンネン家を他惑星に移封し、替わって伸長著しいアトレイデス家にアラキスの領有権を付与する。両家の武力衝突を煽り、王室安泰のために、両家の力を削ごうという皇帝の謀略だった。 レト·アトレイデス公爵(アイザック)は、陰謀を知りつつ跡取り息子ポール(シャラメ)、その母の愛妾ジェシカ(ファーガソン)とともに新領地アラキスへ。力強い側近は、参謀スフィル・ハワト(ヘンダーソン)、主治医ユエ博士(チャン)、武官のガーニイ・ハレック(ブローリン)とダンカン・アイダホ(モモア)。惑星アラキスには、ハルコンネン男爵(スカルスガルド)やその甥ラッバン(バウティスタ)が残した罠や刺客が潜んでいた。 現地には、帝国の歴代領主の支配力が及ばない砂漠の先住民族フレメンがいた。独自の文化と宗教を持つ一大勢力であり、来たるべき救世主の出現を信じていた。移住前からポールの夢に時折現れるフレメンの娘は何者なのか? 様々な謀略の裏には、皇帝や男爵のみならず、母ジェシカの出身母体である宗教結社(魔女集団?)ベネ·ゲセリットの深謀遠慮も絡む……。"スパイス"生成の謎に繋がる巨大生物·砂虫(サンドワーム)とは何なのか? やがてハルコンネンによるアトレイデス公爵暗殺計画が実行に移され、内部の裏切り、戦闘艦隊の総攻撃があり、アラキスは戦場と化してゆく。宮殿から砂漠へと逃れたジェシカとポール母子。ハルコンネンの刺客に追われる二人の前に現れたのは、フレメンの族長スティルガー(バルデム)やあの"夢の女"チャニ(ゼンデイア)。そんな彼らに砂漠の奥から迫るのは、すべてを呑み込む巨大生物·サンドワームであった……!! 高校時代、映画ファンでもあった私が頭の中で描いた『デューン』の小説世界は、映像化不可能と思われた。当時、近未来SF映画『2001年宇宙の旅』('68)は別格として、『スター·ウォーズ』『未知との遭遇』(ともに'77)で娯楽SF映画の特撮技術の"新革命"が起きる前で、さらに後のCG革命は、まだずっと先のことであった。 実際、アレハンドロ·ホドロフスキー監督が、'70年代に企画した本作の映画化は、企画としては素晴らしいものだったが、膨大な絵コンテやデザインと企画書を残して幻に終わる。ご興味のある方には、その顚末を綴るドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』(DVD出てます)がオススメです。本当に面白そうな企画ですよ(笑) '80年代に実現したデイヴィッド·リンチ監督による映画は、原作マニア(?)には一応わかるものの、大多数の観客には難解で退屈。莫大な製作費を費やした割に消化不良の作品で、失敗作と言う人が多い。(色んな意味でブッ飛んだ作品で、個人的にはけっこう好きでした。ホドロフスキー氏は、リンチ監督の失敗を喜んだとか……(笑)) そうして、2000年に作られたTV版ミニ·シリーズは、リンチ版に比べて分かりやすく丁寧な作りで、ドラマとしては上々だが、やはりどこかチープ感が残ってしまう。その点、リンチ版の反省に立ち(?)、前編(PART 1)だけで約2時間半の本作(ヴィルヌーブ監督版)は、最新のSFX技術を駆使し、脚本もこなれており、現時点では最良の映画化作品であろう。もしかしたら、リンチ版やTV版を何度も見て、全体像を把握しているから理解できるだけ? この映画で初めてこの物語に触れた人は、どう感じるのだろう? [余談] デイヴィッド·リンチ監督による映画化が実現したことが日本にも伝わっていた'84年、あの『風の谷のナウシカ』が封切られた。私は劇場で『ナウシカ』を見たとたん、10年ほど前に読んだ『デューン/砂の惑星』が脳裏に蘇ってきた。『デューン』を連想させる部分が多かったのだ。 『ナウシカ』に出てくる砂漠化した地球は、アラキスを彷彿とさせるし、腐海のヌシであり、大挙して砂漠を突進する巨大生物·王蟲(オーム)は、サンドワームだ。伝説の救世主となったヒロイン、ナウシカが王蟲の暴走を止めて世界を救う……宮崎駿氏も10年ほど前に、アレを読んだな……と嬉しくなりました(笑) (あ、主人公ポールが巨大な虫を制御する話は、ヴィルヌーブ版の『PART ONE』には、まだなかったか…) ※追加で [もひとつ余談] 惑星アラキスで、空飛ぶ交通手段として使われるオーニソプター(字幕では"羽ばたき機")。ハッキリ覚えてないが、デイヴィッド·リンチ版やTV版では、普通に空中を飛ぶ小型機だったと思う。原作では、(もっとおぼろげな記憶だが)羽根が羽ばたいて飛ぶという奇妙な飛行物体だったはず。ヴィルヌーブ版では、原作通りトンボの羽根のような数枚の翼が羽ばたいて飛んでいた。 ン!? アレッ? もしかして『天空の城ラピュタ』に出てきた空中海賊の乗る"フラップター"って、『DUNE』原作のオーニソプターのイタダキだったの!? Review: 日本語なし - 日本語は字幕吹き替え共ありません
| Color | Unknown |
| Format | Blu-ray |
| Global Trade Identification Number | 00883929701711 |
| Language | English |
| Number Of Discs | 2 |
| UPC | 883929701711 |
ト**パ
超緻密かつ壮大な架空世界 神話的スペース·オペラ
『DUNE/デューン 砂の惑星』(Dune: Part One)('21) 出演∶ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、デイヴ・バウティスタ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ゼンデイア、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター、シャーロット・ランプリング、デイヴィッド・ダストマルチャン、バブス・オルサンモクン、ベンジャミン・クレメンティーン、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 原作小説がアメリカで発表され、SFファンのみならず多くの若い読者の間でカルト小説となったのは、'60年代半ば。日本で翻訳本が出たのは、たしか'70年代前半頃。私は当時、SF&ミステリー·ファンの高校生でした。本国では、ブ厚〜い全1巻本だったようだが、日本ではハヤカワSF文庫から全4巻に分冊されて出版された。石森章太郎氏のカラー口絵イラストと挿し絵入りで、一見ジュニア向きSF小説か、(今で言う)ライトノベル風の体裁でしたが、中身は"ライト"どころか"超ヘビー級"のSF大河小説でした。 舞台となるのは、遥かな未来。一面砂漠で覆われ、すべての生物にとって過酷な自然環境を持つ惑星アラキス。だが、その砂漠に埋蔵される"メランジ"という、アラキスにのみ存在する"香料"は、用いる人によっては、人知を超えた未知の能力を引き出したり、恒星間ワープ航法を可能にするなど、計り知れない富と力にも繋がる"貴重資源"であった。 惑星アラキスの支配権と香料の採掘権は、広大な銀河帝国における権力の象徴だ。この小説の凄いところは、巻末に掲載する惑星の地図や"用語辞典"を見れば一目瞭然。作者フランク·ハーバートは、この架空惑星や背景となる帝国の世界観·歴史·科学(生態学)·言語·宗教·文化·風俗·慣習·神話などを細部に至るまで、あたかも実在の世界のように創造·構築したのだ。 雄大かつ緻密な架空世界を背景にしているが、基本的なストーリーは、意外と通俗的&神話的な貴種流離譚だ。宇宙に広がる大帝国。君臨する皇帝がいて、強大な軍事力·財力で各々の領国(惑星)を統べる貴族家が勢力拡大を競い合う。信仰と不思議な超常能力で帝国を陰で操る宗教結社。恒星間の交通(航宙)と通商·運輸のすべてを支配する宇宙ギルド。そして権力のカギとなる惑星アラキスには、帝国や貴族家のエリート軍団をも震撼とさせる砂漠に生きるゲリラ民族がいた……。 中世ヨーロッパ的な大時代な物語背景だが、権謀術数と裏切りと暗殺劇の果てに、砂漠に難を逃れた主人公と、彼こそは民族待望の予言者と奉る砂漠の民のレジスタンス&革命戦争絵巻だ。正統の貴族と宗教結社の"魔女"の血を引く主人公は、果たして伝説の"砂漠の救世主"となるのか……!? 生態学や宗教学的な色合いがかなり強いが、ストーリーの骨子は紛れもなく"スペース·オペラ"だ。 [物語] 遠い未来。宇宙に広がる人類の帝国の中にあり、一面の砂漠に埋蔵された香料メランジ(別名:スパイス)を産出する惑星アラキス。人間の未知の能力を引き出し、恒星間ワープ航法をも可能にする謎の"スパイス"の採掘権は、無限の富を意味する。皇帝は、古くからアラキスの領有権を持つハルコンネン家を他惑星に移封し、替わって伸長著しいアトレイデス家にアラキスの領有権を付与する。両家の武力衝突を煽り、王室安泰のために、両家の力を削ごうという皇帝の謀略だった。 レト·アトレイデス公爵(アイザック)は、陰謀を知りつつ跡取り息子ポール(シャラメ)、その母の愛妾ジェシカ(ファーガソン)とともに新領地アラキスへ。力強い側近は、参謀スフィル・ハワト(ヘンダーソン)、主治医ユエ博士(チャン)、武官のガーニイ・ハレック(ブローリン)とダンカン・アイダホ(モモア)。惑星アラキスには、ハルコンネン男爵(スカルスガルド)やその甥ラッバン(バウティスタ)が残した罠や刺客が潜んでいた。 現地には、帝国の歴代領主の支配力が及ばない砂漠の先住民族フレメンがいた。独自の文化と宗教を持つ一大勢力であり、来たるべき救世主の出現を信じていた。移住前からポールの夢に時折現れるフレメンの娘は何者なのか? 様々な謀略の裏には、皇帝や男爵のみならず、母ジェシカの出身母体である宗教結社(魔女集団?)ベネ·ゲセリットの深謀遠慮も絡む……。"スパイス"生成の謎に繋がる巨大生物·砂虫(サンドワーム)とは何なのか? やがてハルコンネンによるアトレイデス公爵暗殺計画が実行に移され、内部の裏切り、戦闘艦隊の総攻撃があり、アラキスは戦場と化してゆく。宮殿から砂漠へと逃れたジェシカとポール母子。ハルコンネンの刺客に追われる二人の前に現れたのは、フレメンの族長スティルガー(バルデム)やあの"夢の女"チャニ(ゼンデイア)。そんな彼らに砂漠の奥から迫るのは、すべてを呑み込む巨大生物·サンドワームであった……!! 高校時代、映画ファンでもあった私が頭の中で描いた『デューン』の小説世界は、映像化不可能と思われた。当時、近未来SF映画『2001年宇宙の旅』('68)は別格として、『スター·ウォーズ』『未知との遭遇』(ともに'77)で娯楽SF映画の特撮技術の"新革命"が起きる前で、さらに後のCG革命は、まだずっと先のことであった。 実際、アレハンドロ·ホドロフスキー監督が、'70年代に企画した本作の映画化は、企画としては素晴らしいものだったが、膨大な絵コンテやデザインと企画書を残して幻に終わる。ご興味のある方には、その顚末を綴るドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』(DVD出てます)がオススメです。本当に面白そうな企画ですよ(笑) '80年代に実現したデイヴィッド·リンチ監督による映画は、原作マニア(?)には一応わかるものの、大多数の観客には難解で退屈。莫大な製作費を費やした割に消化不良の作品で、失敗作と言う人が多い。(色んな意味でブッ飛んだ作品で、個人的にはけっこう好きでした。ホドロフスキー氏は、リンチ監督の失敗を喜んだとか……(笑)) そうして、2000年に作られたTV版ミニ·シリーズは、リンチ版に比べて分かりやすく丁寧な作りで、ドラマとしては上々だが、やはりどこかチープ感が残ってしまう。その点、リンチ版の反省に立ち(?)、前編(PART 1)だけで約2時間半の本作(ヴィルヌーブ監督版)は、最新のSFX技術を駆使し、脚本もこなれており、現時点では最良の映画化作品であろう。もしかしたら、リンチ版やTV版を何度も見て、全体像を把握しているから理解できるだけ? この映画で初めてこの物語に触れた人は、どう感じるのだろう? [余談] デイヴィッド·リンチ監督による映画化が実現したことが日本にも伝わっていた'84年、あの『風の谷のナウシカ』が封切られた。私は劇場で『ナウシカ』を見たとたん、10年ほど前に読んだ『デューン/砂の惑星』が脳裏に蘇ってきた。『デューン』を連想させる部分が多かったのだ。 『ナウシカ』に出てくる砂漠化した地球は、アラキスを彷彿とさせるし、腐海のヌシであり、大挙して砂漠を突進する巨大生物·王蟲(オーム)は、サンドワームだ。伝説の救世主となったヒロイン、ナウシカが王蟲の暴走を止めて世界を救う……宮崎駿氏も10年ほど前に、アレを読んだな……と嬉しくなりました(笑) (あ、主人公ポールが巨大な虫を制御する話は、ヴィルヌーブ版の『PART ONE』には、まだなかったか…) ※追加で [もひとつ余談] 惑星アラキスで、空飛ぶ交通手段として使われるオーニソプター(字幕では"羽ばたき機")。ハッキリ覚えてないが、デイヴィッド·リンチ版やTV版では、普通に空中を飛ぶ小型機だったと思う。原作では、(もっとおぼろげな記憶だが)羽根が羽ばたいて飛ぶという奇妙な飛行物体だったはず。ヴィルヌーブ版では、原作通りトンボの羽根のような数枚の翼が羽ばたいて飛んでいた。 ン!? アレッ? もしかして『天空の城ラピュタ』に出てきた空中海賊の乗る"フラップター"って、『DUNE』原作のオーニソプターのイタダキだったの!?
高**夫
日本語なし
日本語は字幕吹き替え共ありません